あの感動の2009年シャサーニュボジョレーヌーヴォーがさらにおいしくなって帰ってきました。
私自身、ワイン業界に身を置いてから、2009年ほど出来の良いボジョレーヌーヴォーは、他に記憶にございません。あの100年来の出来と言われた濃厚で甘味の強い味わいの2003年よりも2009年はさらにバランスが良く、濃厚で酸味もある、よりハイレベルな味わいだったと記憶しております。
その2009年のボジョレーヌーヴォーをタンクの中で数ヶ月間寝かせて味のバランスを整えたものが、より洗練された春ボジョレーとして入荷してきました。
日本ではボジョレーヌーヴォー(新酒)の方が有名ですが、実はこの春ボジョレーこそが手間暇かけてじっくりと造り上げられ、生産者さんたちの実力が試される本場フランスのボジョレーなんです。ヌーヴォーとはまた違った趣が楽しめます。
特に今回ご紹介の『シャサーニュボジョレーヴィラージュ』は、数ある春ボジョレーの中でも、毎年入荷と同時に予約分がすぐに完売してしまうほどの人気ぶりです。
そもそも2009年のシャサーニュさんのボジョレーヌーヴォー(新酒)は、数あるボジョレーヌーヴォーの中でも群を抜いて素晴らしい出来でした。他のボジョレーヌーヴォーと比べ非常に味わいが濃く、さらに濃いだけではないしなやかな酸味もあって、本当にバランスが良く新酒とは思えない味わい。まるで濃縮したカシスやブルーベリーの天然果汁を使ったジュースのような風味が、ギュッと凝縮されていました。そしてこの春ボジョレーは、そのボジョレーヌーヴォーをより上品に仕上げ、完成させた逸品なのです。
さてこのシャサーニュさんという造り手さんは、ボジョレーヌーヴォー造りに対して並々ならぬ情熱を注ぎ、こだわりを持って取り組まれている方です。彼は「手をかけて育てたぶどうの持ち味を、そのままワインに残したい」という熱い思いから、手間暇かけて作った有機栽培のぶどうを使っています。ぶどう本来の味わいも堪能してもらいたいということで、ぶどうの澱すら取り除かないという徹底ぶりです。それがまた彼のボジョレーヌーヴォーに、特有の深みを与えています。
そこまで、こだわった彼のボジョレーヌーヴォー。なんと2002年には、ボジョレーコンクールで800本のボジョレーヌーヴォーの中から第1位に選ばれたこともあるほど、名実ともに兼ね備えたボジョレーヌーヴォーなのです。
毎年入荷と同時に予約分が即完売してしまうほど、当店ではとても人気のある春ボジョレーです。ご注文の際は、ぜひお早めにお願い致します。特に2009年に、このシャサーニュさんのボジョレーヌーヴォーを飲まれた方は、ぜひともお試し下さい。本当に美味しいですから。
種別 |
辛口赤ワイン |
味わい目安 |
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生産国 |
フランス ブルゴーニュ地方 |
生産者 |
シャサーニュ |
ぶどう品種 |
ガメイ |
ボディ |
ミディアム |
アルコール度数 |
12.5% |
内容量 |
750ml |
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