シャンパーニュ　キュヴェロゼ　NV　フランクパスカル

無農薬ぶどうを使ったオーガニックシャンパンにかける熱き造り手さんの
手間暇かけて造ったロゼシャンパンの登場です！

オーガニックに夢をかけた若き造り手さんのシャンパンを、多くのお客様に広めていきたいんです！

この無農薬ぶどうで造ったオーガニックのロゼシャンパンを造っているのは、まだ20代と若い造り手さんであるフランク・パスカルさんです。

実はフランク・パスカルさん、もともとシャンパン造りをしようとは思っていなかったんです。彼の家は、祖父の時代からシャンパン造りをしており、彼の父、そして、彼の兄がその後を継ぎました。彼は、ぶどう造りやシャンパン造りには全く興味がなく、それ以外の道に進むつもりで学生をしておりました。しかし後継ぎである兄の不慮の事故により、彼は父の後をやむなく継ぎました。

彼が後を継いだ当初は、代々受け継がれた方法で、化学肥料を使った一般的なシャンパン造りをしておりました。しかし転機がおとずれます。1994年、彼は父から畑を借りて、自分のシャンパンを造り始めたのです。その際に思い切って、今まで代々受け継がれたスタイルを大きく変えます。少しでも環境に貢献しようという気持ちと、本来あるべきシャンパンの自然な味わいを出そうと化学肥料をすべてやめて、無農薬の有機栽培ぶどうを使っての、オーガニックシャンパンを造り始めたのです。

しかしオーガニックシャンパンを造るということは、並大抵のことではありませんでした。通常の化学肥料を使った造り方よりも数倍手間暇がかかり、労働時間も増え、ぶどうの収穫量も減り、造ることのできるシャンパンの本数も減る…。そこまで苦労しても、稼げるお金は同じということで、本当に儲けを度外視した造りなんです。

そこまでして彼がオーガニックシャンパンにこだわるのは、化学肥料を使うことによって破壊されてしまう周りの環境のため。そして、オーガニックで造られたシャンパンの旨味とミネラル感豊富な天然のぶどうの味わいを出すためでした。

普通にシャンパンを造っていれば儲かるはずのこの地で、あえて苦労してまで無農薬にこだわった彼の努力は、最近になってようやく実り、フランスの有名なワインの評価雑誌でも高い評価をうけるほどになりました。

私自身、この心温まるシャンパンの自然な味わいとシャンパンに対する熱き思いに感動してしまい、この造り手さんを陰ながら応援しているんです。とことん無農薬にこだわり、手間暇のかかったシャンパンです。ぜひ一度お試しくださいませ。